以下は Windows 10 Home (バージョン1709 Fall Creators Update、OSビルド16299.216)での動作例です。
パソコンの文字が全体的に小さすぎて読みにくい
こんな相談を受けました。
解決するには、システムのフォントサイズを上げる方法、解像度を下げる方法、画面を拡大する(スケーリングを変える)方法があります。
今日現在の Windows 10 の最新バージョン (Fall Creators Update) では、システムのフォントサイズを変える(標準の)設定が削除されています。システムのフォントサイズを変えた時に一部のアプリケーションでは機能しなかったために、いったん削除されました *1 。システムのフォントサイズを変えることができる第三者が作ったソフトがありますが、同じ理由でオススメしませんし詳細の説明もしません。
それ以外の「解像度を下げる方法」、「スケーリングを変える方法」をそれぞれ説明します。私は「スケーリングを変える方法」をオススメします。
解像度を下げる方法
- 「スタート」👉「設定」👉「ディスプレイ」を開きます。
- 「拡大縮小とレイアウト」の「解像度」を選択します。
- 一つ下のサイズを選択します。(この画像の例では
1920 x 1080 (推奨)
の一つ下のサイズ1680 x 1050
を選択します。) - 「ディスプレイの設定を維持しますか?」ダイアログで「変更の維持」を選択します。
- 自分にとって字が読みやすいと思えるところまで一つ下のサイズの選択と「変更の維持」を繰り返します。
解像度を下げる方法の利点と欠点
- 画面に収まる情報量が少なくなる
- 見た目上の文字などが大きくなる
- 画面が粗くなる
- メモリ使用量が減る。CPUへの負荷が減る
画面を拡大する(スケーリングを変える)方法
ここからスケーリングを変える方法の説明です。
- 「スタート」👉「設定」👉「ディスプレイ」を開きます。
- 「拡大縮小とレイアウト」の「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」を選択します。
- 「125%」を選択します。
- 自分にとって字が読みやすいと思えるまで「150%」「175%」...と順番に選択します。(表示される数はお使いのパソコンによって異なります。)
- 自分にとって字が読みやすいと思えるサイズを選択できたら、「今すぐサインアウトする」を選択します。あるいは再起動でも🆗です。
- Windowsにサインイン(ログイン)しなおします。
画面を拡大する(スケーリングを変える)方法の利点と欠点
- 画面に収まる情報量が少なくなる
- 本当に文字などが大きくなる
- 画面が滑らかになる
*1:正確には Creators Update の時点で削除されています。詳細: Creators Update でコントロール パネルから削除された項目 - マイクロソフト コミュニティ